5月2・3・4日 あっちこっちへ行く。
ゴールデンウィークですねえ。
どこへ行っても人・人・人。小市民の一人の私も、やっぱりどこかへ行きたくなってしまう。

この種のアマゴは、やはり大切にしたいと思う。2日は、テンカラN氏と、庄川水系の某所へ行く。ここはN氏が、昨年の連休に行って大釣りをした所なんだそうです。渓相は、小さめの流れながら、大岩が適度に配置されており、多少の落差もある。私好みの流れです。
この日は、肌寒い1日で、あまり釣れるとは思わなかった。でも、川に入ってすぐに、私にパタパタと、2匹釣れる。テンカラN氏も2匹。でも、その後はサッパリ。
1時間ばかり釣り上って昼食です。毎度のことながら、ケーちゃんとビール。そして普通ならばお昼寝となるところなんですが、なんと云ってもこの日は肌寒い。カッパを持ってこなかったN氏は、そこら辺をウロウロしておりました。だから、すぐ釣りの開始です。
テンカラN氏は「ちょっと下流に入って釣るけど、すんぐに、おまんに追いつく」と言うので、私は上流へ向かいました。そこそこの反応があって、小ぶりながら4匹ばかりを追加。ソソウも多々ありました。でも、1時間たってもN氏が来ない。N氏の釣り速度は、私の3倍くらい早いから、もう彼の姿が見えてもいいはず。で、バックに忍ばせてたビールを飲みながら30分くらい待つ。が、やっぱり姿が見えてこない。もしや、足でも捻って動けなってるか・・・?。心配になった私は下流へと急ぎました。そして入渓点から5分ばかり歩いた所で、ようやくN氏の釣り姿を発見して一安心。なんでも「川に入ってすんぐに、ワシのほん前に入るバカな釣り師がおった。ほんで、もっと下流に行っとった。」んだそうな。バカ釣り師のおかげで、私は要らぬ心配をしてしまいましたよ。
さて、ここのアマゴですが、朱点がほとんどありません。源流部へ行くと、時折釣れるタイプですが、ここのは、ほとんどこのタイプ。決してヤマメではなくアマゴだと思います。こんな川は初めてでした。 

タラの芽林の1コマ。バックの棒も、タラの木です。3日は、師匠と船長とでM湖へ行く。
この日は、小雨模様ながら、1日中お酒をチビチビとやりながらの釣りで、昼食にはタラの芽の天ぷらと、ケーちゃんと、飯盒ご飯と、ビールを頂いて、楽しい1日でありました。
釣りの方はと言えば、う〜ん、今回は割愛しておきましょう。
それから、残念だったのは、やはりお昼寝が出来なかった事。やはり、不天候はいただけませんワ。

白泡だらけの林谷。ここを釣ろうとすると、きっと流されます。4日は、スズケンさんとの釣行ながら、雨。しかも、あちこちで増水。お昼寝どころか、ケーちゃんを頂くゆとりもナシ。
九頭竜方面をさまよった挙句、入谷に落ち着きました。堰堤上のプールから入渓して直後に私のウェットにかすったものの乗らず、そのすぐ後にライズした20cmイワナを釣る。このイワナはお腹がパンパンでした。でも、その後はサッパリ。スズケンさんのドライにはカスリもしなかった。こんな日は、ミミズに限りますね〜。
その後は、スズケンさんに牛道川と「くろや」を見学してもらってサヨウナラ。私は仕事場でボーッとしてたら、テンカラN氏が「ヒマだー」と言ってやってきました。
「じゃあ、林谷へ行きましょう。あそこはウドが生えてますよ。」ウドが大好物のN氏は、即OKで、私も林谷の様子が見たい。こんな風に魚も釣りたいもんですねェ〜。
林谷は、予想どうりの大増水。これで雪代も出切ってしまうでしょう。林道は、ほぼ安定してたものの、前に抜けてた所のエグレが、やや深くなってます。また、新たに1箇所抜けかかってる所を発見。土建屋さん、早く直して下さい。
ウドは、少し早かったものの、7本ばかりをゲット。テンカラN氏は大喜びです。山菜は、逃げも隠れもしないから、いいよな〜。

庄川水系には、色んなアマゴが居て、面白い。その発端は「万サ」達か?
(僅かな朱点を残す、某所のアマゴ)
5月8日 庄川水系某所 晴れ PM0:30〜PM3:30 
私は本来、何のこだわりも無く河川名を出しておりましたが、今後は、人からご紹介頂いた場合のみ、○○水系某所と表記します。だから、釣れる川がありましたなら、どうぞご心配せず、お教え下さいまし。
また、今後「仮名」の川が出てきた場合には、それは私の秘密の川と云う事になりますが、さて、そんな川、あったかな〜。

この日は、5月2日に、テンカラN氏に教えて頂き釣行した、某所です。
実は、前回の釣り日記で、「ここのアマゴですが、朱点がほとんどありません」なんぞと書いてしまいましたが、その時釣ったアマゴは、たったの3匹でした。それで「ここのアマゴは・・・」とは、ちょっと早計。また、さる方から、「あの写真の魚は、ヤマメではないでしょうか」とのご指摘も頂いて、今回は、その調査捕獲です。
先ずは、この日の全釣果、下の写真をご覧下さい。(AとBは、同一固体)
@ A B
C D E
F G
これらが今日釣ったアマゴ達です。写真Gは、同時に釣れたイワナで、これは参考のため。
まず、写真@は、普通のアマゴですが、写真Aは朱点も無く、ヤマメのよう。でも、その魚をひっくり返したのが写真Bで、ごく僅かながらも朱点らしきものがあります。写真C〜Fも、僅かな朱点が認められます。
私はヤマメについては、あまり釣ったことが無く、「側線に沿って、ほんのりピンク色」との認識しかありません。庄川水系は、本来ヤマメ圏であり、最近ヤマメも放流するようになったんだそうです。写真の魚達が、ヤマメとアマゴの交配種との考えもありますが、これほど安定的に釣れるとは思えませんし、この日「これこそヤマメ」という魚は釣れませんでした。また、長良川水系でも、稀に、このタイプのアマゴが釣れる事があります。

私は、これらのアマゴ?について、エサや川の色なんかによって、その土地独特の魚が育つんだと思いますが(前出の、’さる方’のご意見も参考にしてます)、なにかご存知の方がありましたなら、どうぞご教授下さいませ。

5月15日 お礼
前回「朱点の少ないアマゴについてご存知の方、どうぞ教えて下さい」との私の問いかけに、2人の方からご意見を頂きました。その内容を要約しますと、以下の通りです。
お一人の方は、写真の魚の、パーマークの形や朱点の配置等の魚体を中心に説明されてて、「昨年秋に放流された、アマゴとヤマメの交配種ではないでしょうか」とのご意見でした。
また、もうお一方は、さも前者の方のご意見を引き継いだかのような形で、稚魚生産・放流事業等を中心に説明されてて「アマゴ・ヤマメの交配、他所の魚との交配が、丈夫な放流魚を作ってる」とのご意見でした。
お二方共、相当に釣り込まれた方のようで、おっしゃる事、一つ一つ納得しました。貴重なご意見、どうもありがとうございました。

さる知人によると、ここでクマに会ったらしい。クマはどこにでも居るという事か。
(雨に濡れるヲンボ谷)
5月23日 ヲンボ谷 雨 PM0:00〜3:00
近頃の天気は、うっとうしいですね〜。なんか梅雨みたい。
どこの川も増水してて、行きたい川が一杯あるのに、ちっとも行けない。まあ、行けないこともないんだけど、私の場合「晴れて平水の○○川」へ行きたいのであって、「雨で増水した○○川」は、行きたい川ではないのですよ。
そもそも、私の釣りは、ビールを飲みながらフラフラと谷を歩いて、ちと、そのへんの岩に横になったりして、そいでもってキレイな川とキレイな魚の写真が撮れればよろしいの。だから、晴れてて平水が最低条件。もちろん、魚が一杯釣れれば、もっとよろしい。
私ゃ、早くも梅雨明けが待ち遠しい・・。

魚体は良いけど、朱点が怪しいし、尻尾が欠けてる。今日はヲンボ谷です。ここなら、多少増水してても、釣り上がるのに、さほど難儀はしない。
現地に着いた時には曇ってたものの、「天気予報どうりに晴れてくれれば、そこそこ釣れるでしょう」と思いながら、川原に下りてビールを飲んでたら、雨が降ってきた。やだね〜。
仕方がないので、さっき降りてきたばっかりの土手をよじ登って、車へカッパを取りに行く。こういうのが結構疲れます。

この日の釣果は、ヲンボ谷で18cm2匹と、鹿倉川で20cmの成魚放流を1匹。写真はその放流物なんで、こんな風にごまかして撮影しました。

ここは、増水時に良型が釣れる。でも、釣り上るのに難儀する。
(六厩川の流れ)
5月29日 六厩川 曇り PM:0:00〜PM5:00
この週末は、雨予報だったものの、なんとか持ってくれました。天気予報も、こんなふうに外れてくれるとありがたい。

この川で成魚放流とはね〜。ちとイカンよ。この日はまず、やや下流の、以前のお気に入りコースに入ってみた。川の埋まり具合は想像以上で、悲惨なもんです。なんかブルト−ザーで、ガガガーってやったみたいに、見事に小石で埋め尽くされてました。まあ、淵は残ってて、そこではとりあえず仔アマゴが出てくれたんで、もう少し水が多ければ、なんとか釣れるかな。でも、以前の1/5位の魅力しかないから、しばらくはパスでしょう。
次に中流部。昼前に見た先行者(川虫を取った跡があったんで、彼はエサ釣り)も帰ったみたいなんで、のんびりと釣れます。このあたりは川原が全くなくて、釣り上るのに難儀な所。でも今日は渇水だから、そこそこ楽ちん。ここで3匹ばかり釣る。写真はその内の25cmアマゴ。体高もりっぱ。多分、私の今期最長となりそうなんだけど、残念ながら、こいつ、成魚放流です。だから、やはりごまかしての撮影でした。
そして上流で3匹。ここでも成魚放流のヤマメを釣る。この川で、あきらかな成魚放流魚を釣るのは初めてで、ちょっとガッカリ。しかも、例の六厩アマゴは1匹も釣れなかった。まあ、釣れないよりはいいけど・・・。

翌30日は、スズケンさんと、渇水の林谷へ行く。
天気は曇りで、肌寒く、共にボーズ。ちょっと、釣行先を間違えましたね。
この日の収穫は、スズケンさんに教えていただいた裏技で、「フェルールに、鼻の頭の油を塗ると、スムーズに抜き差し出来ますよ」というやつ。これ、バンブーの金属フェルールにも有効でした。釣り終わった後でも、スッと抜けます。
ついでに:この日、小一時間ばかり竿を出した、テンカラN氏は、8寸アマゴと尺イワナを釣ったらしい。我々との、この差は、一体なんなんだろうね〜。